2009年6月27日土曜日

09/06/27 Trobajo del Camino → San Martin del Camino

寒かったみたいだ。なんだか風邪っぽいです。歩いていても体が重くて前に進みません。

暑くなってフリースを脱いだけど手がかじかんで来たので、フリースを着直しました。ゆーさんは暑いと言いつづけているので、たーさんの体が冷えているみたい。

10kmほど歩いた San Miguel で薬を飲むために休憩。カミーノのホタテマークのレリーフがついた湧水の隣で休んでいると、有名な湧水なのか立て続けに2人が車で乗りつけては水を汲んで行った。
クッキーを口に入れて、葛根湯を飲んでフリースを着る。霊験新たかな場所だったのか、すぐに気分が良くなってきた。


Villadangos del Paramo の Hostel で休憩。ゆーさんがトイレを我慢してたからすっ飛んで行った。たーさんはさっき薬を飲んだばっかりなのでカフェはやめてホットミルクにする。今日は残り4.3km歩く予定。


アルベルゲについて

2人が普段泊まっているのは、アルベルゲと呼ばれる、カミーノを旅する巡礼者のために作られた宿です。
大部屋に素泊まりするとだいたい1人€7になります。個室があれば1部屋€10~30です。ムニンシパル(公営の宿)の場合は宿泊料は任意の金額の寄付でいい場合もあります。2人は1人€3にしていました。

大抵は台所がついていて自炊派はメルカド(スーパー)で買ってきた食材を調理しています。放置された調味料やパスタやにんにくを勝手に使ってよい場合がほとんどでした。

大部屋は仕切りのないベットがズラッと並んだ部屋のことです。平台のベットもありますが、2段ベットの場合は多いです。1度だけ3段ベットがありました。薄いマットを敷くだけというアルベルゲがたまにあります。

夜の10時から12時の間に就寝時間を設けているアルベルゲが多く、その時間になると電気が消されます。

宿の世話をする人をオスピタレイロ(女性はオスピタレイラ)と呼びます。彼らに受付時や夕方に宿泊料を払いますが、朝出発時は誰もいない場合が多く、勝手に出て行きます。
アルベルゲの情報はガイドブックに載っていますが、最新のものは載っていないので、歩いている際に目にするチラシをみると意外とお得なアルベルゲがあったりします。どのアルベルゲを選ぶかは迷うところですが、ヨーロッパの巡礼者は2度3度と歩いた経験のある人が多く、巡礼者同士の情報交換が役にたちます。



本日のアルベルゲ Ana、ムニンシパルと書いてある割に、道中宣伝しまくっていた。個室で€6は破格の値段。お昼を頼んだら他の客もいないのに20分ほど待たされたあげく、とても不味かった。
オスピタレイロもいけすかない人ばかり。誰も挨拶もグラシァスも言わない。
後日このアルベルゲの大部屋はダニ疑惑で有名と聞かされた。大部屋に泊まった巡礼者は、最近ベッドを全て入れ替えたと聞かされたと言っていたがどうなんだろうね。


夕食を探しにふらふらと外出する。バルが2軒あったので、バルは町の入り口から2軒目が美味しいの法則に従って、2軒目の店に入る。

トルティージャとサラダを頼むと、cena はまだやってないとか何とか言っていたが結局笑って作ってくれた。料理は「1皿のトルティージャ」と頼んだら、でっかいホールのが出てきた。サラダもボールに山盛りだ。うわあ、食いきれない。

先ほどから応対してくれているおねえさんは、この店の娘さんらしい。やたらと色っぽい恰好をしてるけど、対応が丁寧だ。料理を運んでくれた際に「ケ・アプロベッチェ」と、丁寧に「ケ」をつけてくれる。お母さんも帰って来た。買出しにいってたらしい。やっぱり色っぽい恰好だけど、みんな「ケ」をつけてくれる。しかも笑顔。嬉しいね。ほっとする。

食べている最中に窓の外のサッカー小僧が窓のすぐ脇の壁にボールをぶつけて遊んでいるのがゆーさんは気になるらしく、危ないと言っている。外を見たら小僧と目が合う。「にやっ」としたので、「やるな」と思ったら、ドンピシャでたーさんの背中を通しやがった。笑顔でしかし思いっきり投げ返したら、もう一人のちっちゃい子と2人、大喜びしてやがった。

トルティージャを食べきれなかったのを見て、包むかと言ってくれる。余ったパンを持っていくかと言われて、スィーと答えたら、多めに包んでくれた。帰る時は笑顔で手まで振ってくれた。幸せになったよ!色っぽいおねえさんありがとう!



 

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