2009年6月3日水曜日

09/06/03 Sanguesa → Izco

 7:50 Liedana のサービスエリアの外に腰かけて朝食をいただく。
 昨日は暑さに参って、昼寝もしてなくて、夕食どきに二人ともカリカリしていた。反省して今日は6時に出発。涼しい内に歩く。Huesca のルイースもそうしろと言っていたな。
 朝食のメニューは、昨日夕食の後で作っておいた、豪華ハンバーガーと桃のミックスジュースにバナナ。



 2004年版のムンデカミーノからのプリントアウト地図が、実際と結構違う。


 Calle Estacion @ Foz de Lumbier はすばらしい。トンネルとトンネルに挟まれた場所で、ここだけ切り取ったように突然渓谷美が現れる。


 昔はここを鉄道が通っていたということ。当時電線を渡していた木の柱が点々と残されている。



 Foz de Lumbier から Izco までの道が工事のため延々と封鎖されていた。大嫌いな国道をひたすら歩く。陰が全くなく、ひどく遠く感じる。暑い、熱い。カミーノdeフランセスは世界遺産だっていうが、Navara州はカミーノを亡くす気なのか。観光地化するつもりか。歩かないでカミーノなんてない。

 Izco。村の中にアルベルゲへの矢印がほとんどない。小さな村でこんなのは初めてだ。入り口も今日一日続いた工事中の高速道路の延長になってしまっている。きっとこの村の巡礼はもうなくなってしまうんだな。

 Juan(アンブレラおじさん)と、Unduesで出会ったバルセロナ4人組おばさん達にまた会う。Izco のアルベルゲはベットが8つしかなく、あとはマットが6つ。マットは自分で床に敷く。
 バルセロナ4人組のおばさんに、「なんでこんな遅くなったの!?朝遅かったんでない!?」とびっくりされた。Rocaforte の峠越えの方が3km少なかったらしい。そっちは嫌な工事現場もなかったらしい。

 この村には、メルカドもバルもなく、この宿でオスピタレイロから食料を買って自炊するしかないらしい。えと、お昼は。

 夕方やっとオスピタレイロ登場。Juanが説明してくれて、このあたりの名物という Fabada の缶詰を買う。豆とチョリソの煮込み。気に入った。
 ヨーグルトを冷蔵庫に入れておいたら、オスピタレイロがチェーンで鍵をしていってしまった。えっ!そういうこと!?だから小っちゃい冷蔵庫がもう一個あるのか!!くそっ、しまた。まあしゃあないな。

 バルセロナおばさんたちは、毎年1週間だけ休みをとって巡礼に来ていて、3回に分けてサンティアゴまで歩くのだという。最初はバルセロナから歩き始めた。自分たちの住んでいる場所からスタートしたかったからだ。自分たちのことを「カタラン」人だと紹介してくれた。なんだか「スペイン」の人間だという時よりも、「カタラン」人だと言うときの方が誇らしく言っているように思った。


 この日は村で葬式があるとかでえらいうるさい。アルベルゲは公民館のような施設も兼ねているらしく、出入りが激しい。巡礼者は10時就寝が基本だけど、村の人は一向に騒ぎを止める気配がない。Juan が怒って入り口の鍵閉めちゃった。いいぞ、マイペースJuan!

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